CSOラーニング制度
CSOラーニング制度とは?
損保ジャパン日本興亜環境財団の「木を植える人を育てたい」という想いから、2000年度に始まった大学生・大学院生を対象とした環境分野のインターンシッププログラムです。CSOとは、市民社会組織・NPO・NGOのことを言います。
このプログラムの学生受け入れ先となっているCSOは環境に関連した活動を行っており、全国で39団体です。
私たち学生はインターン生としての活動を通し、環境問題や市民社会のありかた、自然との向き合い方や人々との関わりなどについて考え、日々学びを深めています。
微力ではありますが、各CSOを支える一員となれるよう精一杯活動しています。
システムについて
書類と面接によって各団体1~3名のインターン生が配属されます。
学生の予定や団体のイベントの予定などを考慮して、相談しながら活動日程を決めていきます。
出勤頻度は学生により様々です。学年やインターン以外の活動によって、予定の組み方も変わります。
CSOでの活動の他に、毎月1度、地区の同期で「定例会」を行っています。
持ち回りで2~3団体のインターン生が一緒に幹事として定例会を企画し、ワークショップやCSOの職員さんへの講話依頼、定例会後の懇親会のセッティングを担当します。
定例会は情報共有や学びの場というだけでなく、交流を深める場としての側面も持ちます。
また、8月と3月には全国合宿もあります。(後述)
私たちラーニング生は、2017年6月から2018年1月までの8か月間で200時間を上限とし、活動時間1時間あたり800円のお給料と、自宅または学校・インターン先間の交通費を頂いています。
このお金は、SOMPOホールディングスグループの社員の皆様のご寄付による「SOMPOちきゅう倶楽部社会貢献ファンド」を財源としています。
社員の皆様への感謝の気持ちを忘れず、一瞬一瞬を大切に活動させていただきます。
全国のインターン生との連携
CSOラーニング制度には、宮城地区・関東地区・愛知地区・関西地区の4区域があります。
毎年度2回の全国合宿があり、各地に住む学生やラーニング制度のOB・OGと交流を深めることができます。
今年度第1回目の全国合宿は8月30日(水)から9月1日(金)までの2泊3日で開催されました。
8月までの活動の振り返りに始まり、ワークショップや地域ごとの話し合いに懇親会と、密度の高い3日間でした。
学校での専攻も出身も異なる学生たちとの交流は非常に刺激的です。
一つの事柄に対しても、学んでいる学問が異なればアプローチや賛否、視点が変わります。
反対に、意外なところで共通点が見付かったり、共通の知人がいたりと、驚くこともありました。
合宿を終えた学生の感想の多くは、視野が広がった、刺激を受けた、活動への意識が高まったというものでした。
全国の学生やOB・OGとの交流は、インターンの活動の上でも、今後の人生について考える上でも、得難い糧となります。
CSOラーニング生の一日
★共存の森ネットワークのインターン生の場合
●一週間の流れ
月 大学
火 インターン(事務局)
水 バイト
木 大学
金 大学
土 インターン先の活動に参加
日 インターン先の活動に参加
★樹木・環境ネットワーク協会のインターン生の場合
●とある一週間の流れ
月 授業
火 授業、アルバイト
水 授業、アルバイト
木 授業
金 お休み
土 インターン
(千葉市にある「おぐらの森」というフィールドでの活動)
大きな一大イベント!のようなものはあまりなかったのですが、割と高頻度で企業のCSR活動の受け入れのイベントがありました。企業の方と一緒になって森林整備活動を行うのですが、共に汗を流す効果があってか普段お話する機会がないような企業の方とも交流することができました。フィールドに行くたびに誰か知らない人と会えるというのはとても刺激的で楽しかったです。
CSOラーニング生たちの一言
★CSOラーニング制度でインターンをして、良かったことは?
活動を通して様々な機会を得られ、新しい人と出会えたこと。
(公益財団法人オイスカ 所属:東京農業大学)
NGOを介さないと会えない人に出会えたこと。
(WWFジャパン 所属:上智大学大学院)
定例会を企画運営して得られた達成感。
(認定特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所 所属:武蔵野大学)
イベントで子供たちに喜んでもらえたこと。
(特定非営利活動法人 樹木・環境ネットワーク協会 所属:日本大学)
ボランティアの方々と色々お話できたこと。
(特定非営利活動法人 樹木・環境ネットワーク協会 所属:東洋大学)
企業、参加者、NPOなどイベントを通して色々な人と関われたこと。
(ジャパン・フォー・サステイナビリティ 所属:武蔵野大学)
色々な人と繋がれて視野が広がったこと。
(ECO PLUS NPO法人エコプラス 所属:横浜国立大学)
所属先で子供達と関わる機会が多かったこと。
(NPO法人新宿環境活動ネット 所属:大妻女子大学)
視野が広がって、人との繋がりも増えたこと、また子供達とのふれあいが多かったのも良かった。
(NPO法人新宿環境活動ネット 所属:東洋大学)
コンサベーション・インターナショナル・ジャパンの職員さんのお話を聴けたこと。
(一般社団法人 コンサベーション・インターナショナル・ジャパン 所属:筑波大学大学院)
イベントの一環で行った合宿の企画運営が楽しかった。
(NPO法人アサザ基金 所属:東洋大学)
様々なイベントに参加できて、職員の方と色々お話できたこと。
(特定非営利活動法人 樹木・環境ネットワーク協会 所属:大妻女子大)
目標にしたい人々に出会えたこと。
(特定非営利活動法人 日本エコツーリズムセンター 所属:東京農業大学)
WWFでインターンできたことと、企業の環境への取り組みに対して理解が深められたこと。
(WWFジャパン 所属:横浜国立大学)
活動を通して海外に友達ができたこと。
(公益財団法人オイスカ 所属:武蔵野大学)
環境教育の現場の実状を知れたこと。
(特定非営利活動法人 国際自然大学校 所属:東洋大学)
森林の知識をフィールドで身に付けられたこと、イベント参加者と交流できたこと。
(特定非営利活動法人 JUON(樹恩)NETWORK 所属:明治大学)
他団体のイベントに参加できたこと、合宿イベントで子供達とふれあえたこと。
(特定非営利活動法人オーシャンファミリー海洋自然体験センター 所属:東京都市大学)
子供達と科学の実験をやって素朴な疑問が多く色々と気付きがあった。イベントを行って終わりにせず、フィードバックもしっかりできたこと。
(公益社団法人 日本環境教育フォーラム(JEEF) 所属:明治大学)
年齢を越えてESDについて考えられたこと、学年を越えた交流があり、新しい世界が開けたこと。
(特定非営利活動法人 持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J) 所属:東京大学大学院)
環境の知識は無かったが、環境に関する様々な分野に接して自分の興味の持つものが見つかったこと。
(公益社団法人 日本環境教育フォーラム(JEEF))